年収700万円帯(独身/共働き)の控除上限額は約109,520円。実質負担2,000円で約32,856円相当の返礼品を受け取れる、ふるさと納税のメリットがはっきり大きくなる水準です。上限が10万円を超えると、5自治体に分けても1自治体あたり2万円超の寄附が可能になり、選べる返礼品の幅が一気に広がります。この年収帯は所得税率が20%(課税所得330万円超〜695万円以下の帯)に達する人が増えるため、ふるさと納税の所得税からの還付分も大きくなり、ワンストップ特例より確定申告の方が体感の還付額が分かりやすいという声もあります。
この年収帯におすすめの返礼品傾向
10万円超の枠があると「実用品+ご褒美+資産的価値のあるもの」の3層で組めます。具体的には、(1)お米・肉・水などの定期便で生活コストを年単位でカバー、(2)ブランド和牛・海鮮・うなぎなどの高単価返礼品を2〜3点、(3)家電・日用品・地場産の工芸品など、ふだん買わない品。特にこの年収帯では「単発の高還元品」を狙う人が多いですが、上限が大きいぶん、1点に偏らず季節ごとに分散発注すると冷凍庫があふれず満足度が続きます。
住宅ローン控除・iDeCoとの併用での注意点
年収700万円帯は住宅ローンの借入額も大きく、住宅ローン控除の額が大きいほど、所得税で引ききれず住民税に回る分が増えます。この住民税控除分とふるさと納税の住民税控除枠が"取り合い"になり、上限が想定より縮むことがあります。ただしこの年収帯は所得税率が高いため、ふるさと納税の所得税からの控除余地も大きく、影響は年収500万円台ほど深刻にはなりにくい傾向です。iDeCo(上限拠出で年最大27.6万円程度の所得控除)を併用すると上限は1万円前後下がります。複数制度を使う場合はふるさと納税シミュレーターで実額を確認しましょう。