年収1,500万円は、上場企業の部長・役員クラスや、高度専門職(医師・弁護士・コンサルタント等)に多い年収帯です。月々の手取りは約1018.8万円で、手取り率は67.9%。額面年収の約3割が税金と社会保険料に消えていきます。
給与所得控除は上限の195万円で頭打ちとなっているため、年収が上がるほど控除の恩恵が薄れます。基礎控除も48万円(所得2,400万円以下)が適用されますが、年収に対する割合はわずかです。結果として、課税所得が大きくなり、所得税率33%のゾーンで広範囲に課税されます。
この年収帯では、iDeCo(年27.6万円→節税約12万円)とふるさと納税(上限目安約39.0万円)は言うまでもなく、NISAの非課税投資枠のフル活用が必須です。さらに余剰資金がある場合は、法人設立による役員報酬のコントロールや、小規模企業共済(月7万円まで全額所得控除)、不動産投資による損益通算なども有効な手段です。税理士への相談費用は、それ以上の節税効果で十分にペイします。
この年収帯のポイント
年収1,500万円は、給与所得者の上位約1.5%に入るトップ層の年収帯です。月の手取りは約84万円ですが、手取り率は約67%まで低下し、年間約500万円が税金・社会保険料です。
この年収帯では、課税所得が900万円に近づき、所得税率33%から一部40%が適用される境界に差し掛かります。資産運用と節税の両面から、包括的なファイナンシャルプランニングが重要になります。
節税のヒント