年収900万円は、課税所得が695万円を超え、所得税率が20%から23%に上がる可能性がある節目の年収帯です。月々の手取りは約658.4万円で、高収入層の入口に位置します。
所得税の累進税率により、この年収帯から「稼いでも税金で持っていかれる」という感覚を持ち始める方が多くなります。額面が100万円増えても手取りの増加は60〜65万円程度にとどまり、手取り率は73.2%と、年収300万円台の80%前後と比べて明らかに低下します。
だからこそ、節税対策の重要性が高まります。iDeCoの年間掛金27.6万円で約8万円、ふるさと納税(上限目安約15.2万円)で実質的な節税効果が得られます。住宅ローン控除が使える方は、最大35万円の税額控除が受けられるため、繰上返済よりも控除期間中はローンを維持する方が有利なケースもあります。また、医療費控除やセルフメディケーション税制の確定申告も忘れずに行いましょう。
この年収帯のポイント
年収900万円は、大企業の部長クラスや高度な専門職に多い年収帯です。月の手取りは約54万円ですが、所得税率20〜23%が適用され、社会保険料と合わせた税負担率は約28%に達します。
この年収帯では、配偶者控除が合計所得金額900万円の境界に差し掛かります。給与所得控除(195万円上限)後の所得によっては、配偶者控除が減額される可能性があるため注意が必要です。
節税のヒント