年収1,200万円になると、税金と社会保険料の合計負担が年間300万円を超え、手取り率は71.0%前後まで低下します。月々の手取りは約852.5万円で、額面の印象に比べて「思ったより手元に残らない」と感じる方が多い水準です。
この年収帯では所得税率が23%〜33%のゾーンに入る可能性が高く、年収が100万円増えても手取りの増加は55〜60万円程度です。厚生年金保険料は標準報酬月額の上限(65万円)に到達するため、それ以上年収が増えても年金保険料は増えませんが、健康保険料は上限が高いため引き続き増加します。
手取りを増やすには、会社の福利厚生を最大限活用することも重要です。確定拠出年金(企業型DC)のマッチング拠出、社宅制度、カフェテリアプラン、財形貯蓄制度などは、税制上有利に資産形成ができる仕組みです。ふるさと納税の上限目安は約24.7万円と高額になるため、計画的な寄附で実質的な節税効果を享受しましょう。
この年収帯のポイント
年収1,200万円は、給与所得者の上位約3%に入る高所得者層です。月の手取りは約69万円ですが、手取り率は約69%で、年間約370万円が税金・社会保険料として差し引かれます。
高額療養費制度の自己負担区分は「区分ア」(252,600円+α)が適用される可能性が高くなります。健康保険の標準報酬月額も上限に近づくため、社会保険料の負担は頭打ちに近づきます。
節税のヒント