年収700万円の住民税は、独身の場合で年間約37万円(月額約31,208円)です。年収700万円は、課長クラスの管理職やIT・金融・コンサルなどの専門職に多い年収帯で、住民税の年額が30万円前後に達する重い負担です。所得税率が20%帯に入り始め、住民税10%と合わせた限界税率は約30%に近づきます。
給与所得控除は180万円、社会保険料控除(概算15%)が105万円、基礎控除(住民税用)が43万円が適用されます。課税所得は350万円を超え、所得割は35万円以上の水準です。年収600万円から700万円への100万円の増加に対し、給与所得控除の増加は16万円(600万円時の164万円→700万円時の180万円)にとどまるため、課税所得の増加が加速します。つまり、年収が上がるほど税金の増加ペースが速くなる転換期に差し掛かっています。
ふるさと納税の控除上限は約76,400円と大きく、高額な返礼品(旅行券、ブランド米の定期便、高級家電など)も余裕を持って選べます。iDeCo(月2.3万円上限)の節税効果は、所得税20%+住民税10%=30%で年間約8.3万円に達します。住宅ローン控除との併用も効果的で、年末残高×0.7%が税額控除となり、所得税で控除しきれない分は住民税(最大9.75万円)からも控除されます。生命保険料控除(住民税で最大7万円の所得控除)、地震保険料控除(住民税で最大2.5万円の所得控除)もフル活用しましょう。この年収帯では不動産投資や副業による損益通算も選択肢に入り、税理士への相談を検討する価値があります。