オール私立コースは、幼稚園から大学(私立文系)まで全て私立の教育機関に通うパターンです。教育の質やカリキュラムの充実度を重視するご家庭に選ばれることが多く、教育費は全パターンの中で最も高額になります。
各教育段階の年間費用は、私立幼稚園が約31万円、私立小学校が約167万円、私立中学校が約143万円、私立高校が約105万円です。特に私立小学校は公立の約5倍の費用がかかり、6年間の総額は約1,000万円に達します。私立大学文系は4年間で約400万円程度です。
私立学校のメリットとしては、少人数教育やきめ細かな指導、充実した設備や課外活動、中高一貫校による効率的な学習カリキュラムなどが挙げられます。大学付属校の場合は内部進学制度があり、大学受験の精神的・経済的負担を軽減できることも大きな魅力です。
一方で、費用面の負担は非常に大きく、22年間の教育費総額は約2,300万円以上になります。特に小学校の費用が突出しており、6年間で約1,000万円は家計に大きな影響を与えます。住宅ローンと教育費の二重負担にならないよう、ライフプラン全体を見据えた計画が必要です。
幼児教育無償化により私立幼稚園でも月2.57万円までは無料となりますが、それを超える分は自己負担です。高校についても就学支援金で年39.6万円の支援がありますが、授業料が高額な学校では差額の負担が残ります。
このコースを選択する場合、早い段階からの計画的な資金準備が不可欠です。月5〜8万円の積立を0歳から始める、学資保険と新NISAを組み合わせる、祖父母からの教育資金贈与(1,500万円まで非課税)を活用するなど、複数の方法を組み合わせることをおすすめします。